佐伯泰英「居眠り磐音江戸双紙2・寒雷ノ坂」
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 国を逃げるようにして江戸に舞い戻った磐音。日雇いで鰻の捌きの仕事をしながら、危ない用心棒もたまには引きうけ糊口をしのいでいた。藤沢周平の用心棒シリーズに似ているがその内容は藤沢氏の総天然色映画の時代劇を見るのごとくとはまったく違う。改めて藤沢氏は偉大だと思う。

ただその筋立ては、面白く時には日をまたいで読んでしまった。

50数巻あるのでボチボチ暇なときに読み進めて行こう。

・櫛比:櫛の歯のようにほとんど隙間なく並んでいること。「そこには掘っ建て小屋が櫛比して・・・」