Bigelle

Bigelle Capの日々の記録です。 Bigelleのホームページ: http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/9542/ 

2017年03月

小浜温泉クルージング。

3/18久しぶりの長崎入り。そしてクルージングは夏以来である。
P1040382
前夜祭は、長崎で一番お気に入りのお寿司屋さん「あや」にて。
P1040386
二次会は。定番のおにぎりやさん「かに屋」。
P1040389
思案橋から出島ハーバーまでの帰路は、そぞろ歩きには最高である。

先日読んだ「五代才助」の中に長崎の薩摩藩邸が出てくきたのでどこのあるのかと調べたらいつも通っている道にそれはあった。
銅座町の「薩摩藩邸跡」。いまは三菱信託銀行ビルになっていてその面影はまったくない。
長崎の街々にはいろいろな仕掛けがあって興味がつきない。本当に好きな町だ。

翌3/19(日)
ルーさん、和ちゃんの到着を待って出航。
IMG_1508
世界最大級のアリュリューオブザシーズ。先秋乗ったHARMONY OB THE SEASと同型船だ。22万トンもある。でかすぎて好きでない船である。
IMG_1475
ルーさんがまたまたどっさりととれたてのアワビをもってきてくれた。海の上でのこの刺身は何にもかえられないうまさである。
P1040390
ルーさんと和ちゃんから結婚記念日にと花束をいただいた。感謝。
f48eb8a3.jpg
軍艦島を背景に。この景色ともしばしのわかれだ。
IMG_1510
小浜温泉到着。
IMG_1500
和ちゃんの知り合いの女将さんがいる旅館「伊勢屋」にて宴会。伊勢エビ、アワビもついて豪華絢爛だった。
女将さんYさんの心遣いに感謝。

3/20)(月)早朝。
IMG_1516
IMG_1519
IMG_1522
IMG_1523
ルーさんからいただいた食材を町営の蒸し窯で蒸して
贅沢朝食。

そのあと、レンタカーを借りて島原~諫早へ。
IMG_1537
途中雲仙で地獄めぐり。
P1040399
島原城。
P1040392
P1040393
P1040394
P1040398
1792年の雲仙岳の大噴火の時のパネル。小浜~雲仙~島原のこのベルト地帯は温泉の名所であると同時に火山被害の甚大な地域でもある。

P1040397
天主閣から、眉山を望む。
P1040395
有明海を望む。
P1040400
島原城前で昼食とした。
IMG_1547
名物「具雑煮」。
名物に美味いものなしといわれるが、これは薄味でとても美味しかった。
IMG_1550
P1040403
武家屋敷を見学して、ルーさんと和ちゃんを送りがてら
IMG_1555
諫早の鰻屋さん「福田屋」でかば焼きに舌鼓。これは美味しかったが大阪の方が一枚上かな。
IMG_1558
IMG_1556
二人を諫早駅で来月の再会を楽しみにと見送って、雨の中また小浜温泉まで1時間余りをかけて帰った。
夕食はありあわせのものでキャビンバカ話に盛りあがりながら楽しんだ。

3/21(火)小浜温泉~野母崎へ。
野母崎でBigElleはドック入りである。
IMG_1567
いつも野母崎で世話になっているNさんと。
持っているのはツワブキ。今が旬だそうで、時代小説でよく登場するが野生で野にある実物を見たのは初めてである。
バスで長崎まで帰り、新地中華街に宿をとってひと風呂浴びて「鳥政」で夕食。
3/22(水)
出島ハーバーで舫いロープの整理をして、帰阪した。

藤沢周平「早春その他」。

 この一冊には

「深い霧」

「野菊守り」

「早春」

の三作とエッセイ4篇が収められている。

「深い霧」は、叔父が藩から追手をかけられ討たれたのに疑問をもった甥っ子が真相を突き止めその仇を討つという話。読後感のいい内容だった。

「野菊守り」も、しがない下級藩士が藩の権力闘争にはからずも巻き込まれ証人である菊を守り切り手柄を立てるお話。これもいい話であった。 

「早春」は藤沢氏唯一の現代小説であるが凡作。藤沢氏が書いているからと読んだがなんとも内容のない話だった。
P1020894
 

これでもう文春文庫で藤沢小説の読み残しはあと2冊となった。昼休み時間には、以前読んだ中で面白かった作品を読み返しているが何度読んでも藤沢作品は何度も面白い。

 

・日が暮れて間もないというのに、初冬の夜の闇は濃くて、提灯の光のおよばないあたりの暗さは深夜のようだった。・・・川も暗くて水音も聞こえないので、宙に浮く橋をわたっている感じがする。「野菊守り」

 

長崎で一番お気に入りのおすし屋さん


IMG_1432
なんヶ月も前から楽しみにしていた長崎入り&お寿司屋さん。
知っている限りでは、長崎一番です。
IMG_1435
IMG_1437
IMG_1438
IMG_1439
IMG_1440
IMG_1441
IMG_1442
IMG_1443
IMG_1444
IMG_1445
IMG_1446
IMG_1447
IMG_1455
IMG_1456
IMG_1457
IMG_1458
IMG_1459
IMG_1460
IMG_1461
IMG_1462
IMG_1463
IMG_1464
今日も大満足。
締めに思案橋でおでんを食べて帰りました。どんだけ〜〜 

「藤沢周平」喜多川歌麿女絵双紙

P1020886

文春文庫の藤沢作品もあと三冊ほどで全部読みきってしまう。

この作品は、藤沢作品の中で実在の人物に材を得たもののひとつ。藤沢氏は、エッセイの中で「ウソの話ばかり書いていると、たまには本当の話を書きたくなってくる」とつぶやいているが実在の人物を題材にしたて作品はまず例外なく面白くない。他の作家が絶対にまねのできない氏の自然描写、特に光をあやつる巧みきわまりない表現はその作品の中でほとんど見ることができない。

「一茶」は苦労して読んだし、幕末の志士雲井瀧雄を描いた「雲奔る」は何カ月も半分まで読んだままほってあるし、直江兼続の生涯を綴った「密謀」は、戦国時代のものだったのでまま面白かったが、ならずものの狂気の集団新選組を創設した清河八郎を描いた「回天の門」なんかは読む気もしない。

藤沢作品はあと中央公論社から何篇か刊行されているが藤沢全作品を網羅するのはちょっと無理かな。

 

さてこの作品は、江戸時代爛熟期の浮世絵師歌麿を描いたもの。文中、滝川馬琴、写楽が登場するがこの男たちの関係はいまだに歴史の中に詳細は不明である。

ダラダラと読み終えた。

 

・川の上の方、爪先上がりに山道になるあたりの村端れに・・・

・風采はまともな商人風だが、その風采を裏切って声に品がない。

DonauCruise総集編。1/5帰国。

IMG_1054IMG_1058
IMG_1059
IMG_1062
IMG_1064
IMG_1065
IMG_1070

DonauCruise総集編。1/4Passau帰港~Münchenへ。

DSCF0175
一週間の旅を終えてPassauに帰ってきた。
町は出るときとは様相を一変し雪の町になっていた。
IMG_0989
河岸は白い綿の絨毯でおおわれたよう。出航の日は日も照り小春日和だったのにこの日は凍てつくような寒さだった。
DSCF0180
ラウンジでみんなとやぁとあいさつしたがみんなはきょうMünchen空港からそれぞれの国に直帰。Münchenでもう一泊というのは仲間では我々だけだった。
フランクフルトから来たという夫婦と相乗りしてTAXIでPassau駅に向かった。彼らは駅の駐車場に車を置いているのだという。雪道に気をつけてねと別れた。彼らとは一週間同じ船にいたのに全く接触がなかった。
IMG_0991
IMG_0995p
IMG_0993
駅も真っ白。
IMG_0996
MünchenHBFからSバーンでマリエン広場まで帰り、荷物を置いてお昼に出かけた。
IMG_1017
またまた市場のシーフードレストランにやってきた。
IMG_1004
IMG_1005
IMG_1007
IMG_1008
IMG_1009
隣り合わせたアメリカ人カップルが撮ってくれた写真。
このレストラン結局何回来たんだろう。ホントお気に入りとなった。
IMG_1012
IMG_1013
この黒のポロを着ているのがシェフ。一切味見をせずに目分量だけですべてつくる。プロ中のプロだ。
IMG_1019
暫しこの市場ともお別れである。
IMG_1024
みんなにお土産を買った。
IMG_1027
今夜もなんかコンサートがないかとチケットショップをのぞいたがめぼしいものがなくて断念。新年より年末の方が出し物は多かったようだ。
IMG_1044
IMG_1039
この旅の最後は、DALLMAYRで締めくくった。ホッフブロイハウスのビールで乾杯。
隣に居合わせた老夫婦がWienからで、寒かったこの日手持ちのホカロンをあげたらびっくりしてよろこんでくれた。
IMG_1029
IMG_1030
DALLMAYRは一回が店舗、二階がレストランとなっている。
IMG_1046
実はもう一軒軽く飲んでMünchenラストナイトは終了。
Auf Wiedersehen München‼‼今度訪れるのは何年後だろう。

DonauCruise総集編。1/3MELKにて。

早朝部屋から丘の上に立つ平たい建物が見えた。すぐにGOOGLEで調べたが何の建物か判明しなかったが広大な丘の上にたったひとつぽつんとあったこの城らしきものは朝日を浴びてとても美しかった。
DSCF9956DSCF9962
いつものようにストレッチ体操の後は、イリナのマッサージで一日がはじまった。

この日の午前中は、Donauの景勝地バッサウ渓谷を航く。
IMG_0952
IMG_0957
DSCF9969
DSCF9978
DSCF9983
DSCF9987
DSCF9996
DSCF0004
DSCF0011
DSCF0014
DSCF0013
この日一日のスケジュール。
三度きっちり食事をして、部屋でくつろいで、風呂に入って、デッキで景色を楽しんで、tourで街を散策して・・・
船の旅は優雅にそしてまたたく間に一日が終わってしまう。
DSCF0015
軽い昼食を愉しんだあと、MELK観光に出かけた。
DSCF0016
DSCF0022
右手に見えるのがMELK修道院。
DSCF0025
DSCF0028
MELK修道院は、オーストリアのベネディクト会派の修道院で世界的に有名な修道院のひとつだ。
修道院の中はtourガイドじゃなくて専門のガイドがついて説明をしてくれた。だがこの東洋人の女性のガイドの英語はものすごく聞き取りにくくてほとんど理解できなかった。今tourでただ一人理解できなかったガイドだった。他の人たちも同様らしく最後の方はみんなほとんどガイドを無視しして勝手に見学をしていた。
DSCF0032
広大な敷地だ。
世界中のベネディクト派の主に牧師さんちの娘さんたちがここで学びにやってくる。
DSCF0038

DSCF0046
以前は内部も撮影可だったがほんの最近禁止となった。ヨーロッパでは珍しいことである。
中の写真は、資料を買えということだ。買いました。
DSCF0047
途中テラスに出た。Donauが見えた。今日のdonauは、今にも降ってきそうな鈍色の雪空を写して暗く横たわっていた。
DSCF0062
DSCF0064
図書館。蔵書は、10万冊に及び、その内容も、神学のみならず法学、地学、天文学、歴史、バロック百科事典と広範囲を網羅している。

修道院をあとにバッハウ渓谷で一番有名なワイン村、デュルンシュタインを訪れた。
DSCF0089
DSCF0096
DSCF0101
DSCF0105
DSCF0116
DSCF0120
正月休みのためか町は、犬の鳴き声一つとせずシンと静まりかえっていた。
DSCF0122

DSCF0126
ワインテイスティング。マドリッドの夫妻と。

あっという間に最終日の夜となった。船主催のサヨナラパーティーが開かれた。
DSCF0141
DSCF0144
イリナと。
DSCF0159

20170104_063035
すっかり仲良くなった英語組のメンバーたち。他の乗客たちがみんないなくなった最後の最後までワイワイと名残の尽きないことだった。
DSCF0167
みんないつかまたどっかで一緒しようねと硬くハグしあって別れた。
このメガネの女性はパリからの参加だったが、話しているうち酔っぱらっているのでなんども途中から英語からフランス語になって横から旦那さんに「フランス語になってるよ」と何度もダメを出されていた。そのたびにみんなが笑いホント愉しいラストナイトだった。

DonauCruise総集編。1/2Bratislavaにて。

長い旅ももうすでに終盤である。気持ちの余裕がなくなってくる。
DSCF9755
Bratislava到着。聞いたこともない町に来た。
DSCF9759
ここも昨日から雪が降り薄く地面を白く覆っていた。
DSCF9760
朝食後。かわいらしいツアーバスが迎えに来て市内見学に向かった。
DSCF9761
ここも今までと同じようにドイツ語組と、英語組に前後に分かれてそれぞれのガイドとともにかたまって席を取りイヤフォンから説明を聞く。
DSCF9762
DSCF9764
ガイドの名前は忘れたが、彼も丁寧且つきれいな英語でとても分かりやすいガイドをしてくれた。
DSCF9770
このSlovakiaもながいソヴィエトの下社会主義体制を敷いてきたのでその雰囲気は西欧の雰囲気とはいささか異なり少し暗い雰囲気が漂っている。
 DSCF9773
DSCF9778
DSCF9787
DSCF9794
車窓から街を眺めながら、
DSCF9795
BratislavaCastleに到着。ふきっさらしの高台にありむちゃくちゃ寒かった。
DSCF9798
DSCF9800
DSCF9804

DSCF9813
Donauの対岸にある小さな町の向こうはオーストリアである。
DSCF9816
見渡す限り真っ白。視覚的にもより寒さを感じた。
DSCF9819
お城をあとに市内中心部に向かった。
DSCF9824
DSCF9825
信号待ちをする英語グループ。このころにはみんな顔見知りとなり和気あいあいと言葉を交わしながらの見物となった。
DSCF9828
DSCF9831
裸の王様。Slovakiaとなんか関係があるのかしらん?
DSCF9835
正月だからだろうか?町一番の繁華街も閑散としていた。
DSCF9837
DSCF9838
DSCF9839
クリスタルが有名らしい。
DSCF9841
この二階にベートーベンが2か月滞在し、名曲「月光」を作ったそうだ。
DSCF9842
DSCF9849
レリーフは、フランツ・リスト。
DSCF9853
St.ミハエルの塔。
DSCF9854
Monastery。修道院。
DSCF9858
DSCF9860

DSCF9863
Slovakiaは、宝石で有名だそうだ。
DSCF9864
町一番のメインストリートを抜けて、
DSCF9866
カールトンホテル前に出た。
DSCF9868
Slovakia国立歌劇場。
DSCF9870
DSCF9871
DSCF9872
魅力的な演目が並べられていた。
この歌劇場は、観賞料が手ごろで、Wienから他ヨーロッパ各地からツアーを組んで鑑賞にくるそうだ。
この街もこじんまりとしているが町全体がテーマパークのようで是非ゆっくりと再訪したい街の一つである。
DSCF9873
ボランティアによる無料の市内観光tourが行われていた。
1300ごろここでわれわれのtourは解散、1800の出港まで自由時間だ。
DSCF9874
DSCF9879
DSCF9880
カールトンホテルで休憩がてら昼食を摂った。
ここの人たちもみんな親切で清潔で、料理もまずまず。
DSCF9885
DSCF9886
DSCF9887
DSCF9891
DSCF9893
DSCF9896
どこも思わず入りたくなるようなかわいらしいレストランがいっぱいあった。
DSCF9897
三菱製室外機。外国で日本製品を見つけたときはホントうれしいものだ。
DSCF9898
感じのいいビアレストランを見つけて、
DSCF9899
ビールを飲んだ。ドイツに負けず劣らずの美味さだった。
DSCF9901
DSCF9905
旧市庁舎。
DSCF9906
いったん船に戻ってまた軽く昼食を摂って、また出かけた。
DSCF9919
DSCF9918
St.マーチン教会。ここも他のヨーロッパの町と同じく市内いたるところに教会があった。
DSCF9922
DSCF9924
ほんと、ハウステンボスかUSJの中を歩いているような感じの街並み。
DSCF9942
1600ごろ、もう夕闇が迫る。
DSCF9947
DSCF9949
これはわがアマデウスロイヤルより一回りも二回りも大きなSILVERROYAL。ほとんどこの期間中同行程で同行したがなぜか日本ではこの船の販売はされていなかった。設備もこちらの方が充実していた。乗客はガラガラだった。臨時に出したのだろうか?

全く何の予備知識もなく訪れた街だった。持参したるるぶ他の日本の旅雑誌にも一切載っていない街である。
Slovakiaの首都でもあるがほんと小さな街だった。だがそれだけにレストラン、ホテル、そして歌劇場とみんなすぐの距離に近接し何処へも 散歩程度で移動できる。また来よう。続きを読む

DonauCruise総集編。1/1Budapestの朝~Bratislavaへ。

この旅も10日目。日程的には折り返し点を過ぎているが地勢的にここBudapestが折り返し点である。
IMG_0856
早朝。Donauは霧につつまれていた。
今日は昼1200にBudapest出航である。
P1040262
自由橋と対岸のゲッレールト温泉。
ハンガリーは、温泉大国である。Budapest市内にも有名な大温泉施設が数多くある。
今回一番船から近いこの温泉を選んだ。
P1040263
P1040264
霧にかすむDonau。
P1040266
橋は、薄い雪に覆われていた。
P1040272
このホテルの中に温泉施設がある。
P1040276
P1040283
ここで料金を払ってロッカーのカギをもらう。バスタオル、フェイスタオルは船から持参した。ここでも借りられたようだ。
P1040285
中は種々さまざまの湯船があった。どれも生ぬるく、そしてはっきり言って汚い。
とても顔をつける気になれない代物だった。日本でいう温泉プールのようなものだった。
三つほどあった屋外湯船のうち一つだけが開いていてそこは水温もちょうど日本の温泉のようでほっこり時間を愉しんだ。ただそこに行くには凍りついたマットレスの上を歩かないといけなかったが・・・

まっ初めての海外の、イヤ台湾で温泉に行ったことがあったかな、温泉をそれなりに楽しむことはできた。
IMG_0857
温泉まえの丘の上からDonauを望む。自由橋、その右手にロイヤルアマデウスが見える。
温泉前のゲッレールトの丘に登った。頂上まで登るのは流石にしんどそうだし時間もないので教会だけ見学することにした。
P1040290
P1040292
だがこの日は日曜日でミサがあり見学は丁重に断られた。
P1040286
少し見にくいがー4℃の表示が見える。今回の旅で一番寒かった日である。でもしっかり着込んでいたのでそれほどの寒さは感じなかった。ただミュンヘンに荷物になるからと全て置いてきたホッカイロがあればより良かったかな。

IMG_0861
凍てつくゲッレールトの丘。
P1040296
橋の真ん中に朝からいた物乞いのおばさん。橋の上は吹きっさらしで欄干は氷どころかドライアイスのように冷たかった。通り過ぎる人も流石に不憫に思うのか小銭をパラパラとほどこしていた。もうすぐハンガリーを後にするので残っていたフォリントの中からお札もまじえておばさんに手渡した。おばさんは手をにぎりかえしてくれ、なんども「ケセレム、ケセレム」と言った。後で調べたらありがとうの意味だった。振りかえると大きく手を振ってくれた。普段は絶対物乞いには施しはしないのだが・・・
IMG_0862
共同自転車。いいシステムだ。電動かしらん?
IMG_0863
中央市場。今日は元旦というより?日曜日で休館だった。
IMG_0865
おみやげ屋さん、レストランは店を開いていた。
IMG_0866
その中で感じのよさそうなカフェに入った。あとで調べたら、由緒ある有名なカフェだった。
IMG_0879
ワインがフルボトルで2000〜3000円ほど。物価は全般的に安かった。通貨は、今回の旅で唯一ユーロが使えなかった国である。ただ市場などではユーロが使えた。
Budapestもまたとてもいい街だった。街は綺麗で中世からの歴史を感じさせる落ち着きがあり、人は親切で親日的だし、必ずまた帰ってこよう。
IMG_0883
IMG_0884
さらばBudapest、親日の国ハンガリー。
アマデウスはここから折り返しDonauを遡っていく。
DSCF9737

DSCF9738
DSCF9739
DSCF9740
DSCF9743
夕食時誕生日を祝ってもらった。
DSCF9748
ロシアからのお母さんも今日が誕生日ということで記念撮影。
DSCF9751
DSCF9752
ラウンジでは新年祝賀パーティが開かれた。
IMG_0891
深夜、鏡のようなDonauを航くアマデウスの窓にぽっかりとライトアップされた建物が浮かんだ。
IMG_0892
ちょうど居合わせたcaptainに訊くと、これはハンガリーのKomaromという街で対岸はSlovakiaのKomarno。昔は一つの国の一つの町であったが今は名前も変わり国も違うことになっていると図に書いて教えてくれた。ヨーロッパの国、都市が時代の変遷に翻弄されるのは島国の我々には感覚的に理解しがたいものがある。

この漆黒のDonauに突然現れた幻想的な光景はいまだにくっきりと頭の中にのこっている。
budapesto~plastirava

DonauCruise総集編。12/31Budapest。

 Wienは、たった6時間の滞在だった。市内中心部をちらっと歩いただけだった。過去に二度来た街だけどほとんどそのときの街の記憶はない。うわべだけの観光をしてきたようだ。またいつかオペラなどを鑑賞しながらゆっくり滞在したいものだ。
wui-nn~budapesto
1900Wien発、翌日1300Budapest着。

 愈々今回のまたまたひとつのhighlightであるBudapestに到着。今回のクルーズで唯一一泊する街である。
  deckでは、ほとんどDonauの流れにまかせたままのアマデウス号からゆったりと移り変わるBudapestの町の観光アナウンスが流れていた。
 だがこのときには、夜の船で行われるイベントの前に現地でオペラ鑑賞できる時間があることがわかりネットで懸命にその予約をとろうと呻吟していた。ネットが繋がりにくく何度もやり直してやっと予約が取れたときには多くの主な観光スポットを通過してほとんど到着寸前だった。
 ネットが繋がりにくかったのは、日本から持ってきたWi-Fiルーターの既定の容量を使い切ってしまって通信速度が極端に遅くなっていたと知ったのは帰国後だった。ネットは、道案内に頻繁に利用していたのだが、それが思いのほか容量を消費していたようだ。
DSCF9604
DSCF9605
国会議事堂。
DSCF9609
インターコンチネンタルホテルBudapest他高級ホテル街。
DSCF9610
あまりにも有名な鎖橋。
DSCF9611
DSCF9616
自由橋。その向こうにゲッレールトの丘。袂の左はゲッレールト温泉。
  Donauの真珠と称えられるBudapestの街並みだが、その名に恥じないとても美しいものだった。川からのながめは、その中でも一番であろうと思う。
DSCF9622
自由橋のたもとに舫う。

市内見学ツアーまで少し時間があったので前の中央市場の見物に行った。
IMG_0744

DSCF9625
中央市場。
IMG_0748
広大な敷地の中は、年末の地元の買い物客と観光客でごった返していた。うれしいことに日本語で書かれた店の案内板があちこちで見られた。売り子さんたちと目が合うと「こんにちは」とあいさつしてくれた。今回の旅では「ニイハオ」と言われたことは一度もなかった。
帰国後ハンガリーは世界でも有数の親日国だと知った。うれしいことだ。
DSCF9628
DSCF9630
ソーセージ屋さん。
DSCF9634
酒屋さん。みんなどれもびっくりするくらいに手ごろな価格だった。
DSCF9635
ホアグラ屋さん。
DSCF9636
同上。
DSCF9640

船で昼食の用意はされていたがにぎわっていたレストランがあったので入ってみた。
DSCF9644
二階はいろいろな民芸品ほか衣類などを売っていたがレストランはここだけだった。
DSCF9653
結構有名店らしく、どこかの国の団体客がどっと入ってきて予約席を満杯にしていた。
DSCF9652
どれも口にあってワインもビールも美味しくザァ~マニハッピィだった。それにもまして市場の人たちはみんなみんな親切でフレンドリーだった。

生演奏がはじまった。ニコニコ(^▽^)/して聞いていると、目の前で演奏してくれた。
曲は「荒城の月」。感動したバイ。CD買ったバイ。
DSCF9656
市場の前に路面電車の駅があった。車の交通量はとても少なく電車がひっきりなく往来していた。
DSCF9662
DSCF9663
いったん船に帰って、tourに出かけた。

この船仕立てのtourは、一日観光といったものではなく、その町のhighlightといえるスポットをガイドの説明を聞きながら訪れそこからは自由解散で自分たちで楽しんでくれというもので自由度が高く居心地のいいものだった。そしてその案内も少数であったのでイヤホンからはしっかり、明瞭に説明が聞け、その英語もとてもそれぞれ綺麗で聞き取りやすいものだった。今までのクルーズのtourの中で最高のものだった。

ブダ地区の王宮の丘に行った。
P1040218
P1040220
P1040225
P1040233
マーチュアース教会。
P1040238
漁夫の砦。
IMG_0757
IMG_0763 (1)
IMG_0766
IMG_0768
Donauをはさんで手前がブダ地区。向こう側がペスト地区。
中世がそのまま残っていて味気ない現代建築物が一切見られないとても綺麗な町だった。
P1040246

IMG_0773
IMG_0776
教会内部。このBudapestは、その支配者が、キリスト教徒とイスラム教徒に交互に移り変わりその教会もそのたびにその色に塗り替えられてきた歴史がある。
今まで見て来た教会とはおもむきがかわりムスリムの匂いをとおく感じさせるものだった。

苦労して取ったオペラの時間が迫ってきた。ガイドは町の中心部で解散するので一緒にバスで行けばいいと言ってくれたが、どう考えても開演ぎりぎりになるのは分かっていた。

決断しここで離団してTAXIでオペラハウスに向かった。
P1040254
ぎりぎりで開演に間にあった。オペラ鑑賞は開演までの時間をゆったりとシャンペンでも飲みながら着飾った紳士淑女に交わりながら過ごすものおおきな楽しみである。
IMG_0778
開演前。
ボックス席を最初取っていたのだがカード決済がなされておらず取りなおした。取りなおしたときにはすでにそこは完売となっており中央だが一階の席が取れた。
IMG_0782
IMG_0784
大好きなPAUSE。シャンペンが美味かった。
IMG_0786
IMG_0789
廊下にはこんな素敵な空間もあった。
IMG_0795
IMG_0796
IMG_0794
PAUSEに、劇場をくまなく歩き回り、そして楽団の見学をするのも大きな楽しみである。
IMG_0798
出し物は、ヨハンシュトラウスの「こうもり」。
その内容も、演出も、舞台のきらびやかさも今まで観賞したオペラの中で秀逸だった。
そしてこの劇場も今まで数多くヨーロッパ各地で訪問した建造物で最高のものだった。
チケットの購入には、もうイライラするほどのエネルギーと、デッキからのBudapest見物の貴重な時間を失ったが、この「こうもり」を愉しんだ時間はそれを補って余りあるものだった。
IMG_0802
IMG_0809
いや〜素晴らしかった。秋のBarcelonaのオペラ鑑賞がいずれも不完全燃焼だったので久しぶりに大満足の本格的オペラだった。
オペラ劇場外観。
劇場から吐き出された紳士淑女はほとんどが徒歩で帰路についていた。町は大晦日で人々の往来も多くにぎわっていたので、治安は大丈夫とわれわれも船まで歩いて帰ることにした。ただこのとき、うかつなことで二人のスマホとiPadは運悪く電池切れをおこしていて地図ソフトは使えず船までは自力で帰ることとなった。

町の大通りには出店も出て酒やおみやげやをにぎやかに売っていて楽しいいものだった。ただ照明はもんの凄く暗く黄昏状態だった。暫くして川に向かって歩くと位置も確認できたので船まで遠回りしてにぎわっている通りを愉しんで帰った。
DSCF9667
DSCF9669
船では、大晦日のイベントが、地元の楽団を入れて開かれていた。
DSCF9689
DSCF9699
DSCF9704
DSCF9718
DSCF9719
DSCF9721
DSCF9726
そのあと、船は出航してDonauの流れの中のカウントダウンで2017年新年を迎えた。その瞬間、町ではあちこちで無数の花火が上がりDonauの両サイドの建物がその煙でかすむほどだった。すっかり仲良くなった海外組のみんなとグラスを合わせて新年を祝った。

海外のいろいろな街でカウントダウンを経験したがその中でも一番の深い思い出となった。

数多いこの旅のhighlightの中で最大のhighlightだったかな。
画面キャプチャ
続きを読む
記事検索
プロフィール

Cap

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ